六条の御息所は源氏との仲に絶望し、娘の斎宮とともに伊勢へ下向することを決意した。出発間近い秋、源氏は野宮に籠る御息所を訪れて別れを惜しむ。冬、桐壺院が崩御し、権勢は右大臣方に移り、源氏や藤壺はしだいに圧迫されてゆく。そんな中、尚侍となった朧月夜の君は朱雀帝の寵愛を受けつつ、源氏と密会を続けていた。桐壺院の一周忌法要の後、藤壺はいっそう迫り寄る源氏を振り切るため出家する。翌年夏、源氏は里帰り中の朧月夜と密会しているところを右大臣に発見される。激怒した弘徽殿の大后は、源氏の失脚をたくらむのであった。
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