価格(税込)¥550サイズ | A4 |
ページ数 | 12 ページ |
発行年月 | 2000年 12月 |

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商品の説明
インターネット電子メール環境下で、電子メールを用いて、各取引当事者コンピュータ間の直接接続により、電子商取引の自動化を図る方法は、特定回線、VANを用いた従来のEDIより安価に電子商取引が行える可能性があることから、最近注目を浴びている。従来この方法の実用化のためには、取引当事者の電子認証の必要性が指摘されてきた。本論文では、インターネット電子メール環境で発生する電文消失問題、および電文到着順序問題による、通信品質の悪さも実用化への妨げとなることを新たに指摘する。この問題解決のために「2段階方式」を、インターネット電子メール環境で通信品質を実用上問題がない程度まで向上させる方式として提案し、実装した。この方式は、分散データベースの同期をとるための情報技術として知られている、2相コミット方式に想を得たものであるが、通信用に改良を図ったものである。2段階方式は、取引当事者数≧2の合意形成が可能であると共に、「合意形成」と「実行」という2段階を持つものである。実用化にあたっては、それらを実際の電子商取引とどのように対応させればよいかを、実際に検討する必要がある。そこで実用化の検討を、宿泊予約および旅行予約の例でおこない、従来のEDIよりも広い実用性を持つ可能性を示した。キーワード:インターネット、電子商取引、2相コミット、電子メール、2段階方式