商品情報にスキップ
1 2

利己的でない遺伝子

通常価格 ¥880 JPY
通常価格 セール価格 ¥880 JPY
セール 売り切れ
税込み。
書籍サイズ
ページ数

「人間は生来、利己的である」という考え方は広く信じられてきた。リチャード・ドーキンスは「遺伝子の利己主義」(利己的遺伝子)について世に問うたが、これは、17世紀イギリスの哲学者トマス・ホッブズやアダム・スミスらの思想の原点にある考え方でもある。そして現在も、ほとんどの組織がこれに従って、報酬やインセンティブ、あるいは罰則を定めている。たとえば、従業員を一生懸命に働かせたいなら、能力給を導入して、成果を監視すればよい。しかし近年、さまざまな分野の研究から、想定していた以上に人間は協力的で私心がなく、利己的な行動は取らないという証拠が見つかっている。本稿では、人間の協力行動に関する生物学や心理学、神経科学におけるさまざまな知見を紹介し、協力のシステムを築いていくべきだと説く。現代はこれまで以上に、適応性や創造性、革新性が求められているが、そうした資質を発揮するには、内発的動機に訴える協力のシステムが必要なのだ。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数:16ページ

サイズ:A4

商品番号:DHBL-HB201202-001

登録日:2012/2/1

発行号:2012年2月

著者名:ヨハイ・ベンクラー ハーバード・ロー・スクール 教授

1 3